読書① マーケティング思考は理学療法思考過程と共通する~「使えないとアウト!30代からはマーケティングで稼ぎなさい」
今回は、「使えないとアウト!30代からはマーケティングで稼ぎなさい」蛭川 速氏
を読了し、その内容を実生活になるべくつなげるための記事を書きます。
僕は、今後、大学院に行くにあたり自分の進むべき方向を見つけるために、この本に照らし合わせて考えていきます。
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マーケティングとは
まず、この本の内容で基本的なこととしてマーケティングを定義して下さっています。
自分なりにまとめると、マーケティングとは「無理やり売り込むことをせずに、お客様が自発的な購入行動を起こすようにすること」です。
マーケティングに重要な概念であるニーズとウォンツを抑える
ニーズとは、○○したい!という行動の欲求を指します。ウォンツとはその欲求を満たすための行動を指します。
例えば、のどが渇いたとはニーズです。のどが渇いたのでファンタを飲もうというのがウォンツです。
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ニーズを把握し、ウォンツを提供する
この表現が適切かはわかりませんが、自分の場合、理学療法・リハビリテーション分野に対するニーズをまず拾い出したいものです。研究を行う場合、どのようなニーズがあるのか??そこをまず考えないと自己満足的な研究に終わってしまうでしょう。
では、ニーズをどのように把握するのか?
この本ではこう記されています。
「お客様自身も気づいていない、あきらめてしまっている潜在ニーズを解決する商品が「こんなものがほしかった~!」とまさに琴線に触れるものになるのです」
自分に置き換えてみると、
お客様と見込まれる人(患者さん、同業者など)が気づかないような不満や不便をリストアップし、それを満たすウォンツを生み出すことができれば、良い成果を挙げられるでしょう。
「ターゲットの絞り込み」どのようなお客様のどのようなニーズに対処するか?
しかし、すべてのお客様のニーズを満たすことは不可能です。
そこでターゲットの絞り込みを行います。
どのようなお客様なのか、患者なのか?同業者なのか?それとももっと別の対象?
そのお客様のどのようなニーズを満たしていく商品を開発するのか?
そのニーズに対して、競合するような他者はいるか?レッドオーシャンではないか?
これらの過程を経て洗練されたアイデアを元にウォンツの提供を行っていくとよいと感じました。
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実践していく中で役立つ考え方~whyツリー、PDCサイクル~
以上のようなプランニングを経て、自分の具体的行動に移るわけですが、
Whyツリーとはうまくいっていない計画の修正を行う上でとても役立ちそうであり、自分も今後使っていきたいと思います。
このようにひとつの事象について、なぜ?を分解していきます。
理学療法評価に通じる点があります。
PDCサイクル
Plan Do Checkサイクルのことを言います。
これも理学療法と共通しています。
理学療法では実施してみた治療に対する振り返りを行うわけですが、マーケティングでも同じ思考過程を繰り返すわけです。